コンデジの頂点?GR IIIが“通”に愛される理由とは【特集記事】

カメラ特集

コンパクトなのに本気の一台。RICOH GR IIIが「通」に愛される理由

カメラが好きになってくると、誰しも一度は「サブ機が欲しいな」と思う瞬間があるはず。
あるいは「スマホでは満足できないけど、ゴツいカメラはちょっと……」という人にも。
そんな人たちが最終的にたどり着く“通好みの1台”、それが RICOH GR III(リコー ジーアール スリー)です。

今回はこのコンパクトでストイックなカメラの魅力をたっぷりご紹介していきます。


ポケットサイズのAPS-Cセンサー

GR IIIの最大の魅力は、なんといってもAPS-Cサイズの大型センサーを、ポケットに収まるコンパクトボディに詰め込んでいるという点。

  • 有効画素数:2424万画素
  • センサーサイズ:APS-C(23.5×15.6mm)
  • 画像処理エンジン:GR ENGINE 6
  • 重量:約257g(バッテリー・SD込み)

この軽さとサイズ感で、画質はまさに本格派。
旅行・スナップ・日常記録、すべてにおいて頼れる“持ち歩ける高画質機”です。


スペックだけじゃない、「使い心地」も武器

GR IIIは“撮る人目線”で作られているカメラです。

  • レンズ:焦点距離18.3mm(35mm換算で28mm)、F2.8
  • チルトではなく固定式液晶
  • シンプルな物理ボタンとFnカスタム

見た目は無骨でシンプル。でもその設計こそが「迷わずに撮れる」快適さにつながっています。


正直、AF(オートフォーカス)はそこまで強くない

ここは正直にお伝えしたいポイント。
AF性能は現代ミラーレス機のように爆速ではありません。

被写体や環境によってはピントが迷ったり、暗所で遅れることもあります。
でも、その「制約」が逆にこのカメラの面白さを際立たせています。


スナップ撮影のための“割り切り”

GR IIIには「スナップフォーカス」という独自の機能があります。

これはあらかじめ焦点距離を固定して、シャッターを切った瞬間に撮れるという、まさに“瞬撮”モード。
ピント合わせの時間すら惜しい、街中での一瞬を切り取るには最強の機能です。

さらに:

  • 内蔵NDフィルターで日中のF2.8も快適
  • 最短6cmのマクロモードで料理や小物撮影も◎
  • モノクロやクロスプロセスなど多彩なエフェクト

スマホには出せない「絵作り」と機動力

最近のスマホも確かに高性能です。
でも、GR IIIで撮った写真には「写っている以上の空気感」がある気がします。

  • ボケの自然さ
  • 光と影の立体感
  • RAW現像にも耐えるデータの粘り

このカメラで撮ると、「いい写真が撮れた」よりも「撮って楽しかった」が心に残ります。


GR IIIが向いている人、そうでもない人

向いている人

  • コンパクトだけど本気の画質が欲しい人
  • カメラの“手触り”が好きな人
  • スナップや日常を切り取るのが好きな人
  • 荷物を減らしたい旅行好き

向いていない人

  • 高速な動体撮影をしたい人
  • ファインダーが欲しい人(GR IIIには非搭載)
  • ズームが必須な人(単焦点固定)

まとめ:持ち歩くことが楽しくなる一台

RICOH GR IIIは、万人向けではないかもしれません。
でも、ハマる人には本当に深く刺さる。
まさに「小さな沼」を生むカメラです。

スマホよりも“ひと手間”かかるかもしれない。
でもそのひと手間が、写真をより特別なものにしてくれる。
そんな魅力が、この一台には詰まっています。


GR IIIを気になっていた方の参考になれば嬉しいです。
また別の記事で「GR IIIx」などの兄弟機についてもご紹介する予定なので、ぜひチェックしてみてください!

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