水族館は、暗くて、ガラス越しで、人も多い。写真を撮るには、なかなか難しい場所です。子どもと一緒ならなおさらで、ゆっくり構えている時間はあまりありません。
この記事では、運営者が子連れで水族館を撮ったときに困ったことと、していた工夫を紹介します。そのうえで、困りごとに役立ちそうなアイテムを、使っていたものと、使っていないものに分けて紹介します。
先に結論:水族館の撮影で大事なこと
- 映り込みは「ガラスに近づく」で減らす:レンズをガラスに近づけるのが基本です。ゴム製の「ラバーフード」があると、もっと楽になりそうです。
- 人の多い館内では、機材は小さく、タイミングを待つ:人の流れが途切れて、撮影ポイントにとどまれる瞬間が勝負です。
- フラッシュは使わない:禁止されていない場所でも、生き物やほかの人のために使わないのが運営者の考えです。
運営者の体験:子連れの水族館で困ったこと

困ったこと
- ガラスへの映り込み:ガラスに、周りの人などが映り込むことがありました。
- ぶれ:暗い館内なので、ぶれてしまった写真もあったと思います。
- 人の多さ:いちばん苦労したのがこれです。人の流れで、ほかの人がガラスに映り込んだり、写真に入ったりします。撮りたい場所にとどまれるタイミングが、とても大事でした。子連れだと、そのタイミングを待つのはなおさら大変です。
していた工夫
- レンズをガラスに近づけて撮る:映り込みを減らすために、レンズをガラスに近づけて撮っていました。
- 人の流れの切れ目を待つ:ほかの人が写り込まないよう、タイミングを見て撮っていました。
なお、運営者は服装までは気にしていませんでした。黒っぽい服を着ると、ガラスに自分が映り込みにくくなるとも言われます。

撮っていたのは、小さくて軽い単焦点レンズ(XC35mmF2)です。人の多い館内では、大きなレンズや大がかりな機材だと、わずらわしさを感じやすいだろうと思います。小さな機材なら、人の間でもさっと構えやすくなります。
水族館で役立ちそうなアイテム
| アイテム | どんなもの? | 役立ちそうな点 | 気をつけたい点 | 運営者 |
|---|---|---|---|---|
| 小さく明るい単焦点レンズ | F値が小さく(F2など)、軽いレンズ | 暗い館内でも明るく撮りやすい。人の間でもじゃまになりにくい | ズームはできないので、自分が動いて構図を決める | 使っていた(XC35mmF2) |
| ラバーフード | レンズの先に付ける、ゴム製のやわらかいフード。ガラスに密着させて使う | ガラスと隙間なく密着させることで、映り込みを防ぎやすい | ガラスを傷つけたり汚したりしないよう、そっと当てる。施設のルールも確認 | 使っていない |
| PLフィルター(偏光フィルター) | レンズの前に付けて、反射をおさえるフィルター | ガラスの反射を減らせることがある | 写真が暗くなるので、暗い水族館ではシャッター速度やISO感度に余裕がないと使いにくい | 使っていない |
運営者が困った「映り込み」には、ラバーフードがいちばん効きそうです。レンズをガラスに近づける工夫を、道具で確実にするイメージです。ただし、人の多い場所でガラスの前を長く占領しないよう、まわりへの配慮も忘れないようにしましょう。
水族館で撮るときのコツ
- ガラスにまっすぐ近づける:レンズをガラスに近づけ、なるべくまっすぐ向けると、映り込みを減らしやすくなります。
- 人の流れの切れ目を待つ:混んでいる時間帯は、少し待つか、空いている水槽から撮るのも手です。
- F値を小さく、ISO感度は上げる:暗い館内では、F値をいちばん小さくして光を集め、足りない分はISO感度で補います。運営者のクラゲはF2.5・1/60秒・ISO1250でした。設定のくわしい決め方はF値・シャッター速度・ISOの決め方で紹介しています。
- 子連れなら、子どもの安全と様子を第一に:撮影ポイントで待つ時間は、子どもの様子を見ながら決めましょう。撮れなかった水槽があっても大丈夫です。
マナー:フラッシュは使わない
- フラッシュは、禁止されていなくても使わない:運営者は、生き物への影響やほかの人の鑑賞の妨げを考えて、禁止されていない場所でも使わないほうがよいと考えています。フラッシュの使用を禁止している水族館も多くあります。
- 場所をゆずる:人気の水槽の前では、撮ったら次の人にゆずりましょう。
- 施設のルールを確かめる:三脚や自撮り棒など、使える道具は施設によって決まっています。
よくある質問
Q. スマホとカメラ、水族館ならどちらがいい?
さっと撮りたいときはスマホが便利です。暗い水槽をきれいに撮りたいときや、動く生き物を撮りたいときは、明るいレンズを付けたカメラが有利です。子どもを撮るときの使い分けは子どもを撮るカメラの選び方で紹介しています。
Q. ラバーフードがないときは?
レンズをガラスにできるだけ近づけ、手でレンズのまわりを覆うようにすると、映り込みを減らせることがあります。ガラスにレンズを強く押し当てないようにしましょう。
Q. 子連れで水族館に行くときの持ち物は?
カメラはレンズ1本で、小さめのバッグにまとめると身軽です。カメラの持ち歩き方は子連れの撮影で助かるカメラの持ち歩き方、撮り方の基本は動物園・水族館の撮り方ガイドで紹介しています。
まとめ
水族館の撮影で困るのは、映り込み、暗さ、人の多さです。運営者は、レンズをガラスに近づけ、人の流れの切れ目を待って撮っていました。機材は、小さな単焦点レンズ1本で撮っていました。
映り込みには、ラバーフードのようなアイテムが助けになりそうです。そして、フラッシュは使わない、場所をゆずるといったマナーを守って、生き物もほかの人も気持ちよく過ごせるようにしましょう。

